積層造形用の金属粉末を開発しています。
積層造形用金属粉末
積層造形法(Additive Manufacturing)とは
積層造形法(以下:AM)とは、従来の切削、組立、鋳込といった加工法とは違う第四の加工法と言われる加工法。均一に敷き詰めた金属粉末に3D-CADデータから選択的にレーザや電子ビームを照射し溶融凝固させて形づくる方式(PBF方式)や粉末をノズルから噴射して溶融凝固しながら堆積させて形づくるデポジション方式(DED方式)など様々な造形方式がありますが、従来の加工法では作製出来ない複雑な形状や、シミュレーションで得られた最適な形状を再現しやすい等、自由な形状が作製できる点と、急冷・凝固プロセスから得られる造形体に従来法では得ることのできないユニークな特徴を与えることも可能な工法です。
3D-CADモデルとLB-PBF(Laser Beam-Powder Bed Fusion )の造形事例((株)金属技研殿 モデル提供)
積層造形技術の利用例
Cu-Cr合金の時効処理温度と硬さ
Cu-1.0Cr合金のCr固溶状態(FE-SEM/EDS)
AMでは急冷・凝固のプロセスから、従来法では作製が困難な金属組織を得られ、従来法よりも機械的特性や電気伝導性が高いCu合金部品を作製することができます。
粉末の開発
積層造形装置[SLM280HL]外観
(SLM Solutions社製)
最高レーザ出力:700W+1kW
試作した粉末を用いて実際に造形し粉末の造形評価を行っています。お客様のご要望に応じた粉末をご提供いたします。
組成・粒度などご相談ください。
積層造形用金属粉末に関する外部発表事例
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ご質問や少量サンプルのご要望があれば承ります。